ベルク ヴァイオリン協奏曲
先月の話ですが、母からコンサートに誘われ曲目を見ると、
・メンデルスゾーン 序曲フィンガルの洞窟
・アルバン・ベルク ヴァイオリン協奏曲
うっ、、。メンデルスゾーンは良いとして初心者の私にとってベートーヴェン4番はとっつきづらい。それ以上にベルクは無理!と弱音を吐いていました(笑)
せっかく母が誘ってくれたのでベルクのヴァイオリン協奏曲について調べてみることに。
「ある天使の思い出に」という副題のついたベルクの中では代表的なこの曲。友人の娘マノンを大変可愛がったベルクが小児麻痺によって亡くなったマノンへ送った曲なのです。
(演奏は諏訪内晶子さん動画でも分かる素晴らしい演奏です!!!)
[Concerto] Berg, Violin Concerto [Akiko Suwanai, Pierre Boulez, Gustav Mahler Youth Orchestra
出だしから不安な出来事を予兆させるような旋律。だんだんと激しさを増しマノンの死によるベルクの心の痛みが現れている様です。。
マノンの死に捧げる曲だったヴァイオリン協奏曲ですが、完成後にベルク自身も亡くなってしまうのです。
「楽しかった」「素敵だった」では収まらないベルク人生の1曲。やはり私には難しかったけど生でこの演奏を聴く機会に恵まれ良かったなあと。(演奏会では超絶技巧も見所の一つです!)
12音技法の意味も理解できない私が、まさかブログを始めて2曲目がベルクとは!(笑)12音技法、無調音楽を作曲するためのガイドラインの様なものと捉えていますが合っているんでしょうか…(笑)